ネアンデルタール人の絶滅、皆殺しが原因ではなかった=新研究
パラブ・ゴーシュ、科学担当編集委員

 ネアンデルタール人はヒトとは別の人類で、4万年に絶滅するまで何十万年間もヨーロッパで暮らしていたとされる

 ネアンデルタール人は、アフリカからやって来た現生人類に速やかに皆殺しにされたという説に疑いを投げかける、新たな化石が見つかった。

 フランス南部の洞窟で、子どもの歯1本と石器が発見された。ホモ・サピエンス(現生人類)が約5万4000年前に西ヨーロッパにいたことをうかがわせるものだ。

 これは、これまで考えられてきたより数千年前となり、2つの人類が長期間、共存していた可能性を示している。

 この研究は、米科学誌サイエンス・アドヴァンシズに掲載された。

BBC
https://www.bbc.com/japanese/60329796