前がん細胞が拡大していくメカニズム、京大がモデル動物を用いて解明
著者:波留久泉

 京都大学(京大)は2月8日、ショウジョウバエモデルを用いて、組織中に生じた前がん細胞が、周りの正常細胞に細胞死を誘導して領地を拡大していく「スーパーコンペティション」のメカニズムとして、前がん細胞はマイクロRNA「bantam」の発現上昇を介して「TORシグナル」を活性化し、これによりタンパク質合成能を高め、隣接する正常細胞にオートファジーを誘導することで、正常細胞を細胞死に至らせることを明らかにしたことを発表した。

 同成果は、京大大学院 生命科学研究科の永田理奈研究員、同・井垣達吏教授、名古屋大学の大澤志津江教授、東京理科大学の近藤周准教授、国立遺伝学研究所の齋藤都暁教授らの共同研究チームによるもの。
 詳細は、米国の生物学全般を扱う学術誌「Current「Biology」に掲載された。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

マイナビニュース 2022/02/09 19:59
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220209-2269291/