>>25
いや、サンゴは地球温暖化にはものすごくデリケートな生物なんだ。
地球温暖化で平均気温が+1.5℃上昇したら、現在のサンゴの70%から90%が失われる可能性が高い。
平均気温が+2℃温暖化してしまったら現在の99%以上が死滅してしまう可能性が非常に高い。

大気中のCO2濃度が高くなってゆくと、海に吸収されるCO2が増え、海水もゆるやかに酸性化していく。
海が酸性化すれば、サンゴはカルシウムを吸収しにくくなり、サンゴの骨格がつくりにくくなるからだ。

もっと正確には、地球温暖化が悪影響を与えるのは、カルシウムを生存に必要とするすべての海洋生物だ。
貝も魚も海藻もみなカルシウムは必要不可欠な元素なので、広範な悪影響が地球温暖化で発生する、
とIPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)から提出された1.5℃特別報告書には書かれている。
https://www.env.go.jp/press/files/jp/110087.pdf (全訳が見あたらないのでブリーフィングペーパー)