極寒の南極で「空気中の水素をエサにして生きるバクテリア」を発見

 エネルギーとして得るものが何もなく、乾燥して細胞を維持することさえ困難な環境にも数多くのバクテリアが存在しています。

 彼らはいったいどうやって生きるためのエネルギーを得て、細胞を維持しているのでしょうか?

 南アフリカのプレトリア大学(UP)の研究チームは、東南極の凍土に潜む451種類のバクテリアを調査し、そのほとんどが空気中の水素を燃料とし、副産物として水を生成していることを明らかにしました。

 また遺伝子解析から、これらの細菌は10億年前にこのような形態に分岐したこともわかったといいます。

 人間が水素をエネルギー源として活用し始めたのはつい最近のことですが、南極に住むバクテリアは10億年前からそれをしていたようです。

 研究の詳細は、11月9日付で科学雑誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載されています。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2021.11.16
https://nazology.net/archives/99995