中国の「核軍拡」は予想を大きく上回るペースで進行、歯止めの利かない領域に

<中国が予想以上のスピードで核戦力を増大させているが、米中間には危機を回避する仕組みが欠けている>

 中国の核戦力が、アメリカの予想を超えるペースで拡大している。
 そしてアメリカの国防総省幹部は、中国の国防幹部とのコミュニケーション不足を懸念している。
 一方、バイデン米政権は依然として、中国がこの夏実施したとされる、極超音速兵器実験の影響を分析中らしい──。

 国防総省が毎年議会に提出している報告書「中国の軍事・安全保障動向」の2021年版によると、中国が保有する核弾頭は、27年までに700発に達し、30年までに1000発を超える可能性がある。
 これは国防総省自身が昨年示した予想を大幅に上回る数字だ。

 それでも中国の核戦力は、アメリカの備蓄(約3750発)の3分の1以下にすぎない。
 だが、急速な展開に、米国防幹部の間では、台湾侵攻の現実味を危惧する声も上がっている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

newsweekjapan 2021年11月11日(木)11時22分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/11/post-97432.php