「核兵器の製造に直結する技術も流出」これまで日本は何を奪われてきたか 元国家安全保障局長インタビュー
北村 滋 前国家安全保障局長

 日本の技術が軍事目的で海外に狙われることがある。
 これまで何を奪われてきたのか。
 警察官部(原文ママ)として不正輸出事件の摘発をしてきた、元国家安全保障局長の北村滋さんが振り返る――。

■ロシア・スパイが奪っていった経済の「武器」

――警察幹部として、不正輸出事件の摘発を通し、ある面で経済安全保障の最前線にいたわけですが、我が国はこれまでに何を奪われてきたのでしょう。

 結果的に見ると、例えばロシアは20年以上前からGRUもSVRも基本的に我が国の技術情報の入手に完全に特化していた。
 私が警察庁外事課長当時に、いずれも警視庁が摘発した事件でロシア・スパイに持って行かれた東芝のパワー半導体やニコンの光学素子は、いずれも武器転用可能で、いわゆるデュアルユース品として高い能力を持っていました。
 光学素子等は地対地ミサイルにも使える。
 それから、現在はITT(Intangible Technology Transfer)と言われていますが、技術的知見を有する人(従業員)が相手方に獲得されてしまうとかなり大変だとは思いましたね。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

PRESIDENT Online 2021/09/22 9:00
https://president.jp/articles/-/49480