825 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2021/07/30(金) 07:53:24.37 ID:kUU+d04u

https://www.nasaspaceflight.com/2021/07/nauka-docking/

プロトンによる190km x 350kmへの軌道投入が成功した後、ナウカとの通信に問題が生じました
通信はその後回復したものの、推進システムに問題が発生しました
推進剤タンク間の圧力が異常を示し、メインエンジンが一時的に使えなくなったため、
サブのエンジンを利用して軌道上昇マニューバーを実行し、数日以内に大気圏再突入を生じる破滅を回避しました

ISSに接近したナウカが予定通りの軌道にいないことが判明し、ドッキング計画が変更されました
その後、いくつかの修正を施しながら、ナウカはズヴェズダモジュールにドッキングしました

ドッキングから3時間後、ISSの姿勢に異常が検出されました
ナウカがコマンド無しに、勝手にスラスターを噴射し始めたのです
ロシアのコントロールは直ちに噴射停止をコマンドしましたが、ナウカは受け付けません
ISSは軌道を外れ、姿勢は45°ずれてしまい、姿勢喪失緊急事態が宣言されました

ISSは接続部への負荷を軽減するためフリードリフト・モードに移行し、ジャイロはシャットダウンされました
緊急姿勢制御権はロシアのズヴェズダモジュールに渡されました
静止軌道上の通信衛星TDRSはISSを最優先モードに設定しました
ズヴェズダはISSの姿勢を回復させようと噴射を続けましたが、
噴射を続けるナウカの噴射に打ち勝つことはできませんでした
最終的にナウカの燃料が尽き、噴射は停止しました
その後、プログレス補給船のスラスターを使用し、ISSの姿勢が復旧されました
30日打ち上げ予定だった米国スターライナーの試験ミッションはこれを受け、延期となりました

ドッキング後のナウカが完全な運用を開始するには、最大11回の船外活動が必要となります
最初の作業は、欧州ロボットアームの展開です
以下略