オウギワシ、フィリピンワシ、カンムリクマタカは
世界の森林性の3大猛禽だからなあ
その中でも最も重いのがオウギワシ
体の割に大きいのを捕まえるのがカンムリクマタカ
そのごついオウギワシに軽々とナマケモノは捕らえられ餌にされてしまう
パナマでの観察ではオウギワシの餌の重量の半分はナマケモノであったとされる

それに次ぐのがヒメオウギワシとクマタカの日本亜種とパプアオウギワシあたり
アカクロクマタカなんてのもかなり頑丈な種類だな
だがヒメオウギワシは体重3kg程度にしかならず、現地でも
ナマケモノを餌にすることは殆ど無い
むしろ鳥やリスなんかを捕らえる事が多く、サルやナマケモノをよく捕らえるオウギワシと
微妙に餌を分けて競合しないようになっている

アカクロクマタカは少し重くてサルを襲う事も多いが
これは山地にいて、山地にはナマケモノが少ないらしくてあまり餌にすることはない

ナマケモノは微妙に刺毛が多くて更にアリ植物でもあってあまり茂みに入りたくないセクロピアをよく食べるから
普通の肉食動物にはなかなか襲われない
セクロピアは氾濫原のような所で先駆的に生える植物なのでどうしても低地に多くなる
そこでセクロピアを餌として利用できるナマケモノが増える
それを羽毛という刺毛の影響を受けにくいもので覆われた生物でかつ肉食で大型のオウギワシが餌にする

フィリピンでフィリピンワシが大型化したのは島で大型肉食動物がいなかったから、で済むのだが
何でアマゾンみたいにジャガーだっている所で森林性の大型肉食鳥類が何とか生息できるか?
というのは、やっぱりナマケモノ、ひいてはセクロピアの存在が原因か

これがもっと刺毛の強いギンピーギンピーやウレラなんて植物を餌にしてたら
オウギワシもどうにもならなかった