量子暗号とは 特許で東芝首位、実用化は中国勢先行

 究極の暗号技術とされる「量子暗号」の活用が広がってきた。
 第三者による通信の傍受を防ぎ、機密情報などを守る切り札として期待がかかる。
 東芝など日本勢が優れた技術をもつが、実用化では中国が先を行く。

 「政府主導で量子暗号を導入すれば、高い技術優位性をもつ我が国が先行することは可能だ」。
 3月下旬、東京・永田町の衆院第1議員会館。次世代テクノロジーである量子技術の開発・導入を推進する政官民の会合で、東芝の島田太...

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日本経済新聞 2021年5月28日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC181E50Y1A510C2000000/