成長の速度をコントロールする遺伝子をどれだけ重複して持っているかの
違いなのだろうか?それともそのような遺伝子の変異によって成長の速度が
変化して周期が変化するのだろうか?

肝心なことは、たとえば11年周期だというときには、
羽化が2000年、2011年、2022年、2033年というセミと
羽化が2003年、2014年、2025年、2036年というセミが
居ても良いわけだが、地域ごとにはそのようにならずに、
特定の年とその11年なら11年の周期であるということ。

これは鳥などの捕食者の存在を考えれば、そのように
羽化の時期を集中させることが有利になるので、
そのように進化してきたということになるのだろう。

ある種の海の動物が一斉に産卵して放精するのと似た
理屈だろう。