「SNOW」を使うたびに顔の画像データが蓄積される!? IT先進国中国の“コワい”データ活用の実情

 世界時価総額ランキング上位に食い込み始めた中国のIT企業各社。
 その成長ぶりは飛ぶ鳥を落とす勢いで、これまでIT先進国として業界をリードしてきたアメリカも、その動向に常に目を光らせている。
 それだけ中国の技術力は確か、かつ脅威的なものだ。
 しかし、個人のプライバシーを尊重しているとは言い難い中国ならではのプライバシー意識については、ときに注意が必要かもしれない。

 ここでは、ジャーナリスト大西康之氏の著書『GAFAMvs.中国Big4 デジタルキングダムを制するのは誰か?』(文藝春秋)を引用。
 中国IT業界の現状、そして監視社会化が急加速する未来について展望する。(全2回の2回目/前編を読む)

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主役は「バーリンホウ」

 たった8年で一大帝国を築き上げたバイトダンスの創業者は1983年生まれの張一鳴。

 中国で現代的高等教育を受けた最初の世代とされる「80後(バーリンホウ)」で、天津市の南開大学でソフトウエア工学を専攻し、学生時代はプログラムを書くコーディングと読書に明け暮れた。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

文春オンライン 2021年4月22日 6時0分
https://news.livedoor.com/article/detail/20068860/