NASA新型ロケット「SLS」エンジン燃焼試験に成功、初飛行に向け一歩前進

 2021年3月18日(現地時間、以下同様)、アメリカ航空宇宙局(NASA)は開発中の新型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」を構成するコアステージのエンジン燃焼試験「ホットファイア(hot fire)」をミシシッピ州のジョン・C・ステニス宇宙センターにおいて実施しました。
 今回、コアステージの4基のエンジンは8分強の連続燃焼に成功。
 SLSの初打ち上げに向けて大きな前進となりました。

 SLSは有人月面探査計画「アルテミス」などで用いるべく開発が進められている大型ロケットで、並行して開発中の新型宇宙船「オリオン」などの打ち上げに使用されます。
 その中核となるコアステージには2011年に退役したスペースシャトルに搭載されていた「SSME」の改良版である「RS-25」エンジンが4基搭載されています。

 NASAがホットファイアと呼ぶエンジン燃焼試験は全部で8段階に及ぶコアステージの地上試験「グリーンラン(Green Run)」の最終段階にあたり、4基のエンジンを実際の飛行時間と同じ8分強、最低でも約4分間に渡り稼働させることで、飛行中のコアステージ全体のパフォーマンスをシミュレートする試験です。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

sorae 2021-03-21
https://sorae.info/space/20210321-nasa-sls.html