DVDドライブから高倍率なレーザー顕微鏡を作り出した猛者が登場

 さまざまなハードウェアを自作しているLötlabor Jena氏がDVDドライブからレーザー顕微鏡を作り出し、その作り方や実際に撮影した画像を公開しています。

 DVD-Drive based Laser Scanning Microscope [Lötlabor Jena]
 https://loetlabor-jena.de/doku.php?id=projekte:dvdlsm:start

 Jena氏は「近年、DVDドライブは大量に廃棄されています。そのため、ハードウェア愛好家はDVDドライブをほとんど無償で手に入れることができます」と語り、安価に手に入るDVDドライブを用いて何らかのハードウェアを作成することを計画。
 DVDディスクに780nm間隔で配置された440nmのピットの高さを識別できるほどの性能を持つレーザーセンサーを利用して、レーザー顕微鏡を作成することを思いつきました。

 Jena氏によると、DVDドライブのユニットには高精度なレーザーセンサーだけでなく、レンズ・ミラー・プリズムといったレーザー顕微鏡の作成に必要な光学要素や、センサーを適切な位置へ動かすモーターなどの機構が含まれているため、レーザー顕微鏡の作成に適しているとのこと。
 しかしDVDドライブはメーカーが設計した独自のマイクロプロセッサや回路を搭載しており、ユーザーが勝手に動作を書き換えることはできません。
 そこで、Jena氏はハードウェアをリバースエンジニアリングし、独自のソフトウェアやハードウェアを設計することで、レーザー顕微鏡に必要なフォーカス機能やセンサーの位置を調節する機能を追加することにしました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2021年02月11日 10時00分
https://gigazine.net/news/20210211-dvd-drive-microscope/