日本の技術で減らそう宇宙ゴミ。木造人工衛星で宇宙開発をサステナブルに

 木箱のような人工天体。

 住友林業と京都大学が共同で『宇宙木材プロジェクト(通称LignoStella)』をスタートし、2023年に世界初の木造人工衛星(LignoSat)の打ち上げを目指しているそうです。

■なぜ木造?

 地球のまわりには数多くの人工衛星が飛び交っています。
 GPS、天気予報やインターネットに欠かせない反面、大量の宇宙ゴミをつくり出す原因にも…。

 運用終了後の人工衛星が地球の大気圏に再突入する際、完全に燃え尽きないのが問題だそう。
 元宇宙飛行士で2016年に京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授に就任した土井隆雄氏はBBCのインタビューで以下のように説明しています。

大気圏に再突入した人工衛星はすべて燃焼時にアルミナ粒子と呼ばれる微小物質を発生させます。
アルミナ粒子はそのまま上層大気に何年も留まり、大気環境の汚染源となりうるので大変懸念されています

 その点、木造人工衛星なら完全に燃え尽きますし、アルミナ粒子も発生しません。
 ですから、木材を活用すればよりクリーンで環境に優しい人工衛星の開発につながると期待されているわけです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

GIZMODE 2021.01.06 08:00
https://www.gizmodo.jp/amp/2021/01/japanese-researchers-are-making-wooden-satellites.html