睡眠不足だけで命を落とすことはあるのか?

 残っている仕事をこなしたり、深夜のテレビを見たり、ゲームに夢中になったりしていて、気がつくと夜更かししてしまい、睡眠時間が減ってしまうという経験がある人も多いはず。
 「十分に寝なければ健康に悪い」とよくいわれていますが、睡眠不足で命を落としてしまうことがあるのかについて、科学系ニュースメディアのZME Scienceが説明しています。

 Can you die from lack of sleep?
 https://www.zmescience.com/science/can-you-die-from-lack-of-sleep-534/

 1963年12月、学校の自由研究で「できるだけ長く起きて、睡眠不足の脳内で何が起こっているか」をテーマにした2人の少年が、連続で何時間起きられるかを検証しました。
 当時17歳のランディ・ガードナーさんは11日と25分もの間、一睡もすることなく過ごすことに成功し、連続不眠時間の世界最長記録を樹立しました。
 
 当時の新聞記者がガードナーさんにどうやってこの偉業を成し遂げたのかを質問したところ、ガードナーさんは「ただ物事を考え続けていただけです」と回答を返しました。
 しかし、記録達成から50年以上経ってから、ガードナーさんは「睡眠不足によって認知障害の初期症状のような状態が起こり、物事を何も思い出せなくなりました」と証言しています。

 なお、このガードナーさんの記録は50年以上破られていませんが、さまざまな世界記録を集めるギネス世界記録の認定委員会は「健康に危険が及ぶ」という理由で、連続不眠時間の世界記録への挑戦の申請を受け付けないと発表しました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2020年12月31日 12時00分
https://gigazine.net/news/20201231-unhealthy-lack-of-sleep/