尿1滴でがん判定、自宅で線虫検査 九大発ベンチャー 来月にも開始

 線虫を使ったがん検査を手掛けている九州大発のベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」(東京)は来年1月にも、尿1滴でがんの有無を判定する簡易検査を自宅で完了できるサービスに乗り出す。

 同社の広津崇亮社長が21日に県庁を訪れた際、服部誠太郎副知事に報告した。

 同社によると、がん患者の尿のにおいに引き寄せられる体長1ミリの線虫の特性を生かした検査。
 15種類のがんに対応しており、的中率は約85%に上るという。

 希望者は同社のウェブサイトで検査キットを注文し、尿を採取する。
 これまでは医療機関で検査を受けたり、検体を指定の施設に持ち込んだりする必要があった。
 新たなサービスでは、運送業者が検体の回収に訪れ、自宅から出ずに検査を完了できる。
 全国に先駆けて県内で実施する。料金は、検査料9800円に運送代などが上乗せされる。

 県庁での報告会では、服部副知事が「検査が広がれば県民の健康寿命が延びる。大いに期待している」。
 広津社長は「新型コロナウイルスの流行で、医療機関でのがん検診をためらってしまう人もいる。新サービスで早期発見につなげたい」と語った。 

西日本新聞 12/28(月) 14:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3ebcf949e41d7912d4009badbe3ffd3b883729e