「空中ディスプレー」が脚光 SF映画の世界現実に

 「空中ディスプレー」技術が脚光を浴びている。
 光の反射を利用して空中に映像を表示する技術のことで、コロナ禍のなか、非接触型デバイスとして注目を浴びている。
 ただ、そもそも非接触用途で開発が始まったわけではない。
 未来SF映画に出てくるような、宙に浮くディスプレーがつくれないか。
 「再帰反射」という光学の原理を使い、夢を実現した宇都宮大学教授、山本裕紹博士に話を聞いた。

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 「空中ディスプレー」はどんな技術で、いつ生まれたのか。
 始まりは2010年(平22)のことだ。

 当時、薄型、大画面を競った地上波デジタルテレビの液晶ディスプレー開発が進み、映画「アバター」の世界的ヒットで、立体画像の3Dテレビも家電量販店の店先を飾るようになっていた。
 次は何をテーマに研究、開発を進めればいいのか。
 市場は、どんな次世代ディスプレーを求めているのか。
 業界に関わる産学全体が「これから」を探していた。

 当時、徳島大学で光工学を研究していた山本裕紹博士も「新しい研究テーマはないか」と考えていた。
 ヒントは、学生の何げない一言にあった。

 「映画に出てくるような、宙に浮くディスプレーを作ってみたいです」。
 映画「スター・ウォーズ」に登場するロボット、R2−D2が投影するホログラムのイメージ。
 画質の鮮明さや立体映像のリアルさは問題ではない。
 目の前に映像が浮いていることに価値を見いだそうというわけだ。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

日刊スポーツ 12/20(日) 9:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebee5772199619e40c1ed75161f02596622e822c