不妊治療の女性、6人に1人が離職、非正規で高まる傾向

 不妊治療と仕事の両立に悩んだ女性のうち、約6人に1人は離職している――。
 そんな調査結果を順天堂大などの研究チームが発表した。
 不妊治療は受診のタイミングが見通しにくい場合なども多い。
 仕事との両立の難しさが改めて浮かびあがった。

 2018年8月〜12月、東京、福岡、群馬の4カ所のクリニックで、不妊治療を受けている女性1727人(22〜54歳、平均年齢37・6歳)にアンケートした。
 不妊治療をしながら仕事し、その両立に悩んだと回答したのは1075人。
 このうち、179人(16・7%)が離職していた。

 また、非正規社員の場合は正規社員よりも離職のリスクが2・65倍高いこともわかった。
 治療のための休みを希望しても、非正規だと雇用先に柔軟に対応する制度がないなど、急な休みがとりづらいことが関係している可能性があると、チームはみている。

朝日新聞デジタル 12/17(木) 17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ad1a764dfd0ead1041609d14bd6eb5777ab2252