キリストの父ヨセフは大工だったということになっている。
だからヨセフは自分の家は自分で建てたことだろう。
そうしてヨセフは生涯で家を1軒だけ建てたのでは大工としての
商売が成り立たないから、求めに応じて何軒でも家を建てたはずである。
つまりキリストが幼時期に住んでいたような家を何軒も作って居る
はずであるから、似たような家は何軒もあったはずだと考えられる。
そもそもヨセフが家を発明したのではなくて、当時の建築技法に倣って
家を建てたはずであるから、そうなるとその時代に作られたであろう
家の一つであるという以上のことは言えないはずである。
 もしも石に、ヨセフ、マリア、イエス、その弟の住んでいた家、
などと彫り込まれた表札が出て来たとしたら、それもとても怪しいだろうし。