中国、無人月面探査機打ち上げ成功

 中国は24日、無人の月面探査機の打ち上げに成功したと発表しました。
 中国として初めて、月の土壌を採取し地球に持ち帰る予定で、アメリカと中国の争いは宇宙開発でも激しくなりそうです。

 ロケットに搭載された無人の月面探査機「嫦娥(じょうが)5号」は、日本時間の24日午前5時半すぎ、中国南部・海南島の衛星発射場から打ち上げられました。
 現場にはJNNやAP通信などの海外メディアも招待され、中国で宇宙開発を担当する国家航天局によりますと、探査機は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功したということです。

 「嫦娥5号」は来月2日ごろ月面に着陸後、表面や深層の土壌を採取し地球に帰還する見通しで、成功すれば中国で初めてだということです。

 「宇宙強国」を掲げる習近平指導部は、2022年ごろ、独自の宇宙ステーションの建設を計画する一方で、アメリカや日本なども2024年の月面への有人着陸を目指していて、アメリカと中国の争いは宇宙開発をめぐっても激しさを増しそうです。(24日07:11)

TBS系(JNN) 11/24(火) 7:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/c44e1f92808d37d0ae8e52b99013a9d2c572ac14