10,000,000,000,000,000,000ドルの小惑星「プシケ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/185b0bdb7dc99bccad0e53cf8b510abea748279f/images/000

 NASAが探査予定の小惑星は、およそ10,000,000,000,000,000,000ドルもの価値を持つレアメタルを含んでいるのかもしれません。
 1万ドルの1000兆倍、あるいは「100万ドル×100万ドル×100万ドル×10」と言っても大きすぎてピンときませんが、たとえば世界のGDP(国内総生産)合計は80〜90兆ドルですので、仮に100兆ドルとしたとしてもその10万倍もの数字です。

 この小惑星は「16 Psyche」(「プシケ」、英語読みでは「サイキ」)と呼ばれるもので、火星の公転軌道と木星の公転軌道の間にある「小惑星帯」というところに位置しています。
 冒頭の想像図の通りジャガイモのような形をしていると考えられており、平均的な直径は226キロメートルです。
 これは月の直径の約16分の1にあたります。
 注目すべきはその中身で、たいていの小惑星は岩や氷でできていますが、プシケはほとんどが金属でできていると考えられています。
 地球のような惑星の中心部(コア)にも金属が存在しており、プシケの調査が惑星内部を知ることにもつながることが注目の理由です。

 プシケに含まれる金属は鉄とニッケルなのですが、このプシケについてハッブル宇宙望遠鏡で観測したデータを分析した研究の結果、これまで考えられていたよりもニッケルが多い可能性があることが指摘されています。
 プシケの表面はほとんどが純粋な鉄と考えることも可能ですが、鉄がわずか10%しかなくても、観測データに合う可能性があるということです。

 ニッケルは地球ではレアメタルとして、価格は変動しますが近年では1トンあたり2万ドル弱で取引されています。
 プシケの重さ(質量)から考えて、非常にざっくりとした見積もりではありますが計算上は冒頭の価値があるということになるようです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

sorae 宇宙へのポータルサイト 11/18(水) 22:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/185b0bdb7dc99bccad0e53cf8b510abea748279f