五つ目を持つ「エビ」の化石、節足動物の進化のミッシングリンクか

 【AFP=時事】約5億2000万年前に生息していた五つの目を持つエビに似た生物の化石が見つかり、地球上で最も多い生物種の進化をめぐる長年の議論に終止符が打たれる可能性が出てきた──。
 ロブスターやカニ、クモ、ヤスデなどを含む、節足動物だ。

 節足動物は、現存する全動物種の約80%を構成する。
 だが、その進化については長年にわたって謎とされてきた。
 古代の祖先が、現代の節足動物にはないさまざまな特徴を有していたことがその理由だ。

 しかし、中国の雲南省(Yunnan)で見つかったエビに似た生物「キリンシア(学名:Kylinxia zhangi)」の化石が、節足動物の進化における重要な「ミッシングリンク(失われた環)」になる可能性があると専門家は指摘する。

 キリンシアには硬い殻、体節、関節のある脚があった。
 これらは、今日の節足動物の特徴と同じだ。
 その一方で、より古い時代の動物と共通する特徴も併せ持っていた。
 そうした理由から、中国の神話に登場する架空の生き物で、さまざまな動物の特性を併せ持つ「麒麟(きりん)」にちなんだ学名が付けられた。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

AFP=時事 11/12(木) 8:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/eee5b42bb3a7e4950c0ab9b7980ca99f21af8991