対コロナ制圧軍に免疫の守護者「制御性T細胞」は参戦するのか

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 がんや自己免疫疾患の治療の鍵を握るとされる「制御性T細胞」(Tレグ)。
 現在、世界中の研究者が、免疫応答を抑制するTレグを用いたさまざまな治療法や医薬品の開発に鎬を削っている。
 生体内の免疫機構が暴走する新型コロナウイルスに対しても、Tレグを応用する治療法の開発が進んでいる。

 瞬く間に世界を席巻した謎の病原体とのTレグの関係、今後の治療法などへの展望などを、制御性T細胞の発見者である坂口志文氏(大阪大学特任教授)に伺った。
 聞き手=塚崎朝子 ジャーナリスト
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■新型コロナウイルス感染症と制御性T細胞(Tレグ)

 ――2020年年明けから、人類は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)という、新たな脅威に直面しています。
 免疫系には試練ですが、Tレグはどのようなふるまいをしているのでしょうか。

 坂口 COVID-19は、高齢者で悪化する傾向が見られていますが、加齢と共に免疫を担うリンパ球の反応性が落ちる半面、Tレグは増加してくるので、高齢者の免疫反応が抑え気味になるのは、無理からぬ面があります。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

現代ビジネス 10/28(水) 11:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb5eefef4a0c8d9b8509976c331acf0ad99cb87f