マスクはやはり拡散や吸い込み量抑える 東大医科研が新型コロナウイルス使い初の検証

 マスクには新型コロナウイルスの拡散や吸い込む量を抑える効果があることを実際のウイルスを使った実験で確認した、と東京大学医科学研究所などの研究グループが発表した。
 これまでもスーパーコンピューター「富岳」による実験でマスクの効果が示されているが、実際にウイルスを噴霧する実験で検証した例は初めてという。

 東大医科学研究所感染・免疫部門の河岡義裕教授らの研究グループは、ウイルス感染実験の専用施設(バイオセーフ―ティーレベル3)内に新型コロナウイルスを噴霧できる特殊なチャンバーを設置。
 ウイルスを含んだ飛まつを出す感染者役のマネキンと空気を吸い込むマネキンを50センチ離して設置し、2つのマネキンにマスクを着脱してマスクを通過するウイルス量を調べた。

 研究グループは、マネキンが飛まつを出す速度は咳と同じになるよう調整。
 飛まつを浴びるマネキンには人間と同じように呼吸できる人工呼吸器を接続し、ウイルス量を正確に計測できるゼラチン膜でウイルスを集めた。
 マスクは布マスク、外科用マスク、高機能のN95の3種類を使った。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

サイエンスポータル 10/27(火) 14:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2e8d7b8b26ba7578051d3702e2881b836b37836