色覚はなぜ、どのように進化してきたのか

■色とは何か、色の見え方にはどんな違いあるのか

 『「色のふしぎ」と不思議な社会 2020年代の「色覚」言論』(筑摩書房)を上梓した川端裕人氏が、脊椎動物の色覚の進化を研究する河村正二東京大学大学院教授に聞いたシリーズの第1回──。

 ふだんの生活で、ぼくたちは日々、目を通したいわゆる視覚情報に晒されている。

 もちろん、耳や鼻や皮膚などにある様々なセンサーを通しても、環境を認識しているわけだけれど、その中でも、目からの情報は膨大で、圧倒的に思える。
 活字を読むのも、ネットを見るのも、主に視覚情報を通じてだ。

 そして、ぼくたちの視覚には「色」がある。
 赤だとか緑だとか青だとかを区別できるというのは、ただ明るい暗い(明暗)だけを識別するよりも、便利なことが多いし、しばしば、「美」を感じるきっかけにもなる。
 情緒的な言い方にすぎるかもしれないが、色覚があるからこそ、世界は彩りにあふれて、美しい。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 10/24(土) 18:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/5364f656e8dc707df37a5caa258051a264892931