授業中のトイレは恥ずかしい? 便意を我慢してはいけない理由(外科医・山本健人)

 私が小学生の頃、学校で最も気まずかったのは、授業中に手を上げてトイレに行きたいと先生に告げることでした。
 こう書くと「何を大げさな」と思うかもしれませんが、冗談でも何でもありません。

 学校のトイレで排便することは、私を含め多くの子どもにとっては一種の苦行だったのではないでしょうか。
 公衆の面前で「トイレに行きたい」と報告すること自体とても恥ずかしいことですし、後からクラスメートにからかわれることもあります。

 おなかの弱かった私は、授業中にトイレに行きたくなることが多い方でした。
 便意を催してもギリギリまで何とか我慢していた記憶もあります。

 しかし、医師になって思うのは、定期的な排便は体にとって非常に大切なことで、便意の我慢はむしろ医学的に危険とも言える、ということです。

◇学校でトイレに行くのは恥ずかしい

 排便というのは、人間が生きていく上で必要不可欠な行為です。
 消化器の手術を専門とする私にとっては特に、定期的な排便は健全な消化管機能の証しです。
 実際、長い間便通が途絶えたことがきっかけで、大腸に大きな病気が見つかる患者さんも多くいます。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

時事通信 10/24(土) 14:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0804e5c09a20a2b3289849d3abc4694aec09c3e