コロナ「野放し」の集団免疫戦略は非倫理的 WHOが警告

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は12日、新型コロナウイルス対策として一部の人々が提唱している、感染拡大を容認して「集団免疫」の獲得を目指す戦略について、「非倫理的」だとして警鐘を鳴らした。

 テドロス氏はインターネット上で開いた記者会見で、「集団免疫はワクチン接種に関して使われる概念であり、ある集団がワクチン接種の閾(しきい)値に達すると特定のウイルスから保護されるというもの」と指摘。
 例として、麻疹(はしか)では人口の95%がワクチンを接種すれば残りの5%がウイルスから保護されると説明。
 ポリオではこの閾値は推定80%だとした。

 さらに「集団免疫はウイルスから人々を守ることで獲得されるもので、ウイルスに人々をさらすことで獲得されるものではない」とし、「集団免疫が感染症発生、ましてやパンデミック(世界的な大流行)に対応する上での戦略として使われたことは公衆衛生史上、一度もない」と強調。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

AFP=時事 10/13(火) 3:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad3d331bd0e3219c31d40548afaa890c1da3a3db