「ノーベル賞より難しい」イグノーベル賞を日本人が14年間受賞し続けるワケ

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 10月の第一週は「ノーベルウィーク」と呼ばれ、どの研究者がノーベル賞を受賞するのか、世界中から注目が集まる。
 しかし研究の世界には、「ある意味ノーベル賞よりも受賞するのが難しい」と言われるユニークな賞があった。
 漫画『いぐのべる』の原作者でもあるbiki氏が、そんな「イグノーベル賞」の魅力を紹介する。
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■「ワニにヘリウムを吸わせる」研究

 毎年9月になると、日本の科学界に明るいニュースが飛び込んでくる。
 それは他でもない、「裏のノーベル賞」とも称される「イグノーベル賞」の発表があるからである。

 今年の授賞式は新型ウイルスの関係で、異例のオンライン開催となったが、例年通り日本人の受賞者が出た。
 京都大学霊長類研究所の西村剛准教授が国際研究で音響学賞を共同受賞。
 これで14年連続、日本人がイグノーベル賞を受賞したことになる。

 ではまず、西村准教授が受賞した研究について解説しよう。
 受賞理由は「ワニをヘリウムガスに満ちた空間に入れ、ドナルドダックのような声で鳴かせたこと」。
 一見、何がすごいのか分からない “馬鹿げた” 研究だが、実に意義深い内容となっている。

現代ビジネス 10/8(木) 6:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/aace14c7ab59201387def9ed58c9afecbf234248