太平洋戦争に突入する前に、近衛内閣が日米戦を想定して知識のある人達を集めて
「総力戦研究所」というものを作り、半年かけて経済、資源、戦力、各国の情勢
などを総合的に分析して、戦争のシミュレーションを行ったが、その結論は
「開戦後、緒戦の勝利は見込まれるが、その後の推移は長期戦必至であり、
 その負担に国力は耐えられない。終末期にはソ連の参戦もあり、
 敗北は避けられない。ゆえに戦争は不可能」
というものであった(結果的にはほぼシミュレーションと同じように
年数等も含めて情勢が推移した。)
しかし、東條陸軍大臣はその結論や研究の価値を頭から完全に否定した。
戦争は計画どうりに進むものではないというのである。
そうして関係者は知りえた内容等を口外しないようにと釘をさされて
研究所は解散になった。そうして戦争は現実のものになったのであった。