野生のライオンの数を数えるのはなぜ難しいのか?

■これまでの推定は「科学というより憶測に近い」と研究者

 ライオンは恐ろしい勢いで減っている。
 それは確かだ。
 アフリカでは過去120年間に、かつての生息域の9割以上から姿を消した。
 この25年だけを見ても、個体数はほぼ半減している。

 では現在、アフリカには何頭のライオンが残っているのだろうか?
 その答えは驚くほどあいまいだ。
 2万頭というのが最もよく引用される数だが、ライオン研究者の多くは必ずしもこの数字に納得していない。

 この推定頭数は「科学というより憶測に基づくところが大きい」と、英オックスフォード大学のライオン研究者ニック・エリオット氏は言う。
 「アフリカにいるライオンの頭数は、よくわかっていません」

 ライオンは、夜間に活動することが多く、周囲の景色に溶け込み、生息密度も低い。
 とりわけ密猟が横行している地域では、ライオンは人間から隠れようとしがちだ。
 ライオンを数えることが難しいのには、そうした理由がある。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 9/8(火) 17:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb1ed270797153ae3e23fd4037bcd5de8870690