樹液から「ニッケル」が染み出る植物により、未来の鉱業が一変するかもしれない
大倉康弘

 ニッケルはキッチンの蛇口や電気自動車のバッテリーまで様々な用途に利用できる金属であり、主に鉱山からニッケル鉱を採掘することで得られています。

 しかし5月に発表された研究によると、インドネシア・タドラコ大学の土壌生物学者アイエン・チョア氏は「豊富なニッケルを含む樹木」に注目しており、新たな産出先となる可能性を見出しています。

 これらの樹木は土壌からニッケルを吸収し大量に貯蔵できるため、採掘することなくニッケルが得られるかもしれないのです。

■「ニッケルを愛する植物たち」

 ほとんどの植物はいくつかの酵素を活性化させるために少量の重金属を土壌から吸い上げています。

 この金属の中にはニッケルも含まれており、特に植物の開花プロセスを活性化させるのに必要だとされています。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2020/8/30(日)
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