8年待って、急に100倍の性能に変わるというのじゃなくて、毎年平均でシステムの
トータル性能が2倍ずつ良くなり続けるシステムというようなものは作れないものだろうか?

たとえば、全体が3つの区画からできているとして、それぞれの性能が最初は
システムAが1、システムBが2、システムCが4であるとする。

Aは2年前のもので、Bは1年前のもので、Cは今入れたばかりのものとする。
さて、今の時点ではA+B+C=7がトータル性能である。
翌年になってその時点で3年前のシステムAをリプレースするとして
3年たっているので性能が2の3乗で8倍良くなったとしてみる。
つまりA=8、B=2、C=4である、するとA+B+C=14となり、
トータル性能は前年の2倍になっている。

さらにまた1年がたってその時点で既に3年前のものとなったシステムBを
性能2からその8倍である16のものに取り替える。するとA+B+C=8+16+4=28と
なり、トータル性能28でさらに前年の2倍になっている。

さらにまた1年が経ってその時点で既に3年前のものとなったシステムCを性能4から
性能32にとりかえると、A+B+C=8+16+32=56となり,トータル性能56は
前年の2倍になっている。
これでA:B:C=1:2:4に戻ったのであとはこの繰り返しでやる。

この方式だとどの区分も3年間ずつで入れ替わるので、ソフトウェアやアプリの
開発サイクルが早くないと、その3年間のうちの最初の半年とか1年とか2年を
無駄にしてしまうかもしれない。