愛くるしさで人気の高いレッサーパンダは二つの別の種がいるとする報告を、中国科学院の研究チームが発表した。国際自然保護連合のレッドリストはこの動物を絶滅危惧種に指定しており、チームはこの結果が生かされ、適切な保全策が進むことを期待している。

 レッサーパンダは中国からネパールにかけての山岳地帯に分布する。チームは、この広い生息域にすむ計65匹の野生個体から採取した血液などから、核やミトコンドリアに含まれるDNAを解析した。

 中国の四川省や雲南省にすむ東部の個体群とネパールなどにいる西部の個体群は、共通する祖先から約20万年前に分かれたと推定でき、現在では種のレベルに相当する違いがあると判断した。東部のシセンレッサーパンダと西部のネパールレッサーパンダを、別の種として取り扱う必要があると指摘した。

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朝日新聞デジタル
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