2019/11/18付
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO5222395015112019TJM000/
http://www.med.osaka-u.ac.jp/activities/results/2019year/okada-kishikawa2019-11

■腸内微生物叢の全ゲノム解析により関節リウマチ患者の腸内細菌の特徴が明らかに
https://www.amed.go.jp/news/release_20191108.html
https://www.amed.go.jp/content/000052948.png

研究成果のポイント

微生物叢の全ゲノム情報(メタゲノム※1)に対するショットガンシークエンス※2により、網羅的な解析を行うメタゲノムワイド関連解析を実施
日本人集団の関節リウマチ※3患者の腸内微生物叢※4に特異的な菌種や遺伝子量の変動を明らかに
関節リウマチの大規模疾患ゲノム解析の結果とメタゲノム解析の結果を比較し、メタゲノムと宿主のヒトゲノムの間にアジア人集団特有の関連があることを同定

概要

大阪大学 大学院医学系研究科 大学院生の岸川敏博さん(博士課程)、岡田随象 教授(遺伝統計学)らの研究グループは、日本人集団の関節リウマチ患者と健常者の腸内微生物叢が持つゲノム情報(メタゲノム)から、菌種や遺伝子、パスウェイ※5などの情報を網羅的に解析するメタゲノムワイド関連解析を実施しました(図)。その結果、関節リウマチ患者由来のメタゲノムにはPrevotella(プレボテラ)属に属する複数の種の増加や酸化還元反応に関連する遺伝子の減少など、特異的な変動が生じていることを明らかにしました。また、関節リウマチの大規模疾患ゲノム解析(ゲノムワイド関連解析※6)より得たパスウェイ解析結果をメタゲノムによるパスウェイ解析結果と比較したところ、メタゲノムとヒトゲノムで関節リウマチに関与する多くのパスウェイがアジア人特異的に共有されていることを同定しました。

(続きはソースで)