MAX-Qはロケットにかかる空気抵抗の負荷が最大になるポイントで、
速度による抵抗増加と空気が薄くなる抵抗減少が交差する地点
その高度をくぐり抜けてからは、ロケットの加速をどのようにも意図的に調整できる

例えば、このスペースシャトルの例だと高度約10000m、マッハ1.5ぐらい
他のロケット、ファルコン9なんかもだいたい同じ
http://www.aerospaceweb.org/question/aerodynamics/q0025.shtml


この高度を超えて高度が上がればどんどん負荷が減るが、
この高度10000mでの速度や加速度をあらかじめ減らせば、MAX-Qの時刻と高度が同じでも、
抵抗値をずっと小さくさせることもできる

例えば高度10000mから遅めのマッハ0.8でロケットを飛行機から切り離してゆっくり加速すれば、
切り離しスタート時点がそのままMAX-Qのポイントになり、
最初から最大抵抗値はマッハ1.5のときよりもずっと小さいまま、上昇するにつれさらに少なくなっていく


高い高度から切り離して発射ができれば、MAX-Qのタイミングの最大負荷値と、それ以降の負荷低減の両方に間違いなく効果はある(最大負荷を下げるのを目的とした場合)