飛行機ブースターの意義

× 高度 → 地球中心からの距離が重要なので、高度200km以下の違いには意味がない
ロケット性能の本質は高度でなく速度

× 速度 → マッハ20以上が必要なのであまり役に立たない

× 大型化 → 飛行運搬発射台としての飛行機ブースターは、固定設備の発射台に比べて大型化が難しい

○ 空気抵抗 → 最も重要、ロケット打ち上げ後の数十秒はこれに燃料と酸素が使われる

○ 酸化剤としての外部空気取り込み → ロケット自重に占める割合が大きいので極めて役に立つ
「取り込み空気はコストも打ち上げ重量もゼロ」

○ 航空機の開発や整備の技術 → 空中発射も含め圧倒的な歴史的、技術的な蓄積データがある、積み荷が衛星ロケットか否かはまた別の問題

○ 機体の再利用性 → 航空機では常識、使い捨ては無い


つまり特徴としては、
小型衛星打ち上げ向けで、
地表近くの高濃度の大気を脱出する目的で、
短期サイクルで再利用できるブースターとして、コストメリットをあげて使える可能性が大きい