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◆3:再生可能エネルギーによる発電が化石燃料による発電を脅かす段階
再生可能エネルギーによる発電が低コストとなったことで、今度は既存の化石燃料による発電産業が脅かされる事態となります。太陽光・風力発電施設の建設を進める電気事業者NextEra EnergyのCEOであるJim Robo氏は、2020年代初頭までに太陽光・風力発電施設を新たに建設する方が、既存の化石燃料発電施設を運営するよりも安価になると予測しています。

また、電気事業者のFlorida Power and Lightは老朽化した天然ガスプラントを閉鎖し、新たに太陽光発電施設と世界最大規模の電力貯蔵施設を建設することを発表しました。太陽光発電とバッテリーを組み合わせることにより、電力需要が高まる夕方のピーク時にも電力を供給することが可能となります。

ロンドンのシンクタンクであるCarbonTrackerは、2020年代半ばまでにアメリカ・中国・インドにおいて、既存の化石燃料発電施設を運用するコストよりも再生可能エネルギーによる発電施設の建設コストの方が低くなると算出しています。Naam氏によると、再生可能エネルギーを用いた発電における第2段階から第3段階への移行は、第1段階から第2段階への移行よりも迅速に発生するとのこと。第2段階の時点で、再生可能エネルギーによる発電は既存の化石燃料を用いた発電と同等の競争力を手にしており、競争力のある市場における進歩のスピードは非常に速いとNaam氏は述べています。
https://i.gzn.jp/img/2019/04/06/four-phases-clean-energy/03_m.png

◆4:成長が停滞する段階
第3段階を過ぎれば、後は世界中に広まっていくだけにも思える再生可能エネルギーによる発電ですが、Naam氏はやがて再生可能エネルギーによる発電が課題に直面するかもしれないと指摘。発電にうってつけの場所が枯渇したり、季節による発電量の変動だったり、エネルギーを効率的に貯蔵する手段がなかったりといった問題は、一時的に再生可能エネルギーに対する逆風となるかもしれません。

しかし、これらの問題が大きくなるのは非常に遠い未来だそうで、太陽光発電が世界の発電量に占める割合が20〜30%、風力発電が40%を超えたころになるとNaam氏は考えています。記事作成時点では、太陽光発電が世界の発電量に占める割合は2%ほど、風力発電は6%ほどであり、第4段階に至るまでにはかなりの時間がかかるとのこと。そのため、問題が表面化する前に解決策が生み出される可能性も低くないとNaam氏は考えています。

https://gigazine.net/news/20190406-four-phases-clean-energy/