ウンカやヨコバイなど、分類学的には半翅目同翅亜目頸吻群(厳密には則系統群だが)
とされている昆虫のほとんどが発音器官をもっていて、振動によるコミュニケーションで
配偶行動を行っている。

この場合、ほとんどのグループが空気を振動させて音響を響かせるのではなく、
生活場所兼餌場の植物を振動させて、枝や葉伝いに相手に信号を届けている。
また、多くの場合雄からの一方通行ではなく雌も発音して双方向コミュニケーションを
している。

で、例外的なのがセミ。
体が他の仲間に比べて極端に大きく、植物体を振動させるのではなくて、
空気に音響を発して音波でメッセージを届ける。
また、コミュニケーションんも双方向ではなくて雄からの一方的な送信。