関西医大病院(大阪府枚方市)は7日、男性向けの尿漏れ専門の外来診療枠を開設したと発表した。こうした「男性尿失禁外来」は国内初と説明している。

 前立腺がんなどの手術後に重度の尿失禁が続く患者の治療のため、人工尿道括約筋を埋め込む手術に当たる。開設は5日付で、診療は毎月隔週土曜午前。専従の医師を2人置き、薬物治療などにも対応する。

 病院によると、近年は年間で約9万人が前立腺がんとの診断を受け、うち約2万人が前立腺を全て摘出するなどの手術を受けているが、約千人が術後の重度の尿失禁に悩んでいるとされる。

(共同)

社会(TOKYO Web)
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