北海道大学の藤田恭之教授(分子腫瘍学)らの研究グループが、肥満が発がんを促進する仕組みの一部を解明した。
肥満による慢性的な炎症などで、がんを誘発する変異細胞(初期がん細胞)の排出が抑制されることを突き止めた。
米国のインターネット誌「Cell Reports」に発表した。
藤田教授らは2016年から、正常なマウスと、体重が1・5倍の肥満マウスを使い、
がんを誘発する初期がん細胞が体外に排出される様子を調べた。
藤田教授によると、初期がん細胞は、正常なマウスでは体外に積極的に排出されたが、
肥満マウスでは膵臓すいぞうと小腸で排出が抑制され、組織内に残ってしまった。
特に膵臓では、残った初期がん細胞が1か月後に増殖し、腫瘍の塊を形成したという。
関連ソース画像
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20180510/20180510-OYT1I50008-N.jpg
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180510-OYT1T50044.html
【医学】肥満が発がん促進、仕組み一部解明…北大教授ら[05/10]
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2018/05/10(木) 08:48:43.39ID:CAP_USER
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