ちなみに思考実験の上では
完全コピーを作るのに生身の体でなくてもよい。
脳に対するすべてのインターフェースが完璧な電子システムでもよい。

どうせ生身のクローンも電子システムも
どちらも作れるわけないのだから、空想ならいくらでも出来るしかまわない。

自分という自我は永遠の謎。
死んだあと、どこかの惑星にまた出現するかもしれない。
死と死の間に時間があったとしても、それを感じることはできないのだから
常にずっと生きているのと同じなのかもしれない。

この地球上で死んでも
気づいたら別の惑星でまた生きている可能性大。
そういう不思議なのが自分という自我なのである。

そして我々はみな
本当は同じ自分なのであって、ネットワークが切れてるから他人に見えているだけなのかもしれない。
一人ではあまりにも寂しすぎるから、わざとネットワークを切って大勢の自我に見せかけているだけなのかもしれない。
そういう可能性は確実にある。