脳を再構築するに当たってコピーする手段がそもそも困難
まずは電気製品のようにケーブルで送るとして何処からという問題
例えば脊髄あたりだとそこから得られるデータでは脳構造を完全にスキャンできない
まして脳波など非接触式は尚更難しい
もし出来るとして脳の全部を出力するに当たって本人の無意識部分や平時には使わない部分まで掘り起こすことになり
おそらく脳が壊れるほどのダメージがあるはずで壊れたコピーが得られるだけ
脳神経のネットワーク構造を脳自体が出力する機能が本来無ければ解剖学的に物理的なスキャンが必要
さらに破壊せずまともに生きたままでなければ脳の機能が正確に読めない
つまり平静な状態の脳から本人の負担なく脳のコピーを行う行為が困難
アイデンティティ維持のため意識や自我といった部分以外の生命維持に関連する部位も不可分