すげぇ。津田先生の本、持ってたぞ。このモデルの話も書いてあったはず。
どこ行ったかな。

でも今回の研究は、「津田モデルが脳内の記憶で実際に使われていることの証明」
じゃなくて、「津田モデルの数値シミュレーションによる検証」だよね。
もしこれが実際に脳内で使われていることまで示せたらすげーな。
むちゃくちゃ大発見で、ノーベル賞とかっていうレベルじゃない。
人類史に残る仕事になる。


本当にこういう方法で記憶しているとすると、デジタル素子で脳の機能を
シミュレートするのは、かなり難しいことになるよな。
シミュレートが「不可能ではない」ことは、今回の研究で示されたが、
逆にデジタル素子でのシミュレートの「困難性」も示しているように思う。

さらに言うと、こうした方法(に類似した方法)が、人間の思考でも
使われているとすると、人間の思考を同型の方法でコンピュータに載せ
ようという試みの困難性も予想されることになる。

つまりは、リアル脳と同型対応するようなデジタル計算機を作成しよう
という方向でのシンギュラリティとかいうポイントは、
遠ざかった、という話になるのでは。

なんか東工大とかの研究でそういう方向のってあったよな。
終了かな。