OneWebが2956機、スペースXが4425機、この大量のインターネット衛星で何が変わるか

これを知るには、まず従来の衛星通信が持つ特徴を挙げて、それと比較して何が新しくなったのかを考えると糸口が見えてくる

つまりケーブル敷設と電波塔では困難な、衛星通信の一般的な特徴を考える

現在のユーザー間双方向通信で運用を続ける代表的な衛星サービスとして、インマルサットとイリジウムがある

インマルサットは赤道上に静止衛星を置き、横に3機が回る、
イリジウムは北極と南極を通る6本の円軌道上で、11×6本=66機が縦に回る
どちらも現行の周波数はLバンド

データ遅延や受信機の指向性など各サービスに違いはあるが、衛星通信としては同じ大きな特徴を持つ

一つは、ユーザーの人口密度が低く縦横に広い地球の全地域で、距離とは無関係に同じコストで同じサービスを届けられること
もちろん大陸だけでなく海洋の諸島も含む

もう一つは、飛行機、船、大陸を走る自動車など、広く自由な経路を高速移動する乗り物で使えること

更には災害時など防災に強いことも一般に言われているが、これはコスト度外視でも必須のニーズとして技術開発を推進する理由付けでもあるので、ビジネス的に爆発的な需要が見込める要件とまでは言えない


衛星通信が持つこの大きな二つの特徴、
人口密度が低いが絶対人数は多い海洋や大陸でのユーザー間の双方向通信、
そして広く自由な経路を移動する飛行機、船、大陸移動する自動車など移動体間の双方向通信、
これらはケーブル敷設と電波塔だけでは難しい

この二つの特徴を保ったまま、更に何が有利に変わるのかを考えると、OneWebやスペースXのStarLinkの姿が見えてくるだろう