Siは同位元素が混合しているので、原料のSiを採取した場所
によって、重さが変化するような気がする。天然Siの同位体で
放射壊変するのがあったかどうかはよく知らないが。

また、精製したり、結晶化をさせるなどの処理の過程で、
同位体比が微妙に変化する可能性もあるので、そのあたり
どうなっているのだろうか。

単結晶とはいっても、真空中で生成し結晶成長させても
若干のガス類を含有してしまうだろうし、高温で析出
させるから格子欠陥は残るし、研磨や機械加工をすると
結晶の歪みや転移が入ってしまうだろう。いろんなことを
考えると、不安である。
全く同じ手順に従って独立に複数のSi球を作って(たとえば
日米独露仏英など)、
それらを天秤に載せて比べた時に、それらの質量が
果たしてどれほどぴったりと同じ範囲に収まるかが見物だ。
それが従来のキログラム原器よりも良くなければ、仕方が無い。

それに、Si球といえども、やはり経年変化はあり得る。