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海に漂う“見えないゴミ” 〜マイクロプラスチックの脅威〜
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3725/1.html
PCBは、かつて食用油の中に混入され、食品公害・カネミ油症の原因となった有害物質。
皮膚障害や肝機能障害を引き起こしました。
石油から出来ているプラスチックは、油に溶けやすいPCBなどの有害物質を表面に
吸着させる働きを持っています。

高田教授が実験で調べたところ、海に溶け込んでいる有害物質を次々に集め、
最大100万倍に濃縮させることが分かりました。
これを海鳥が食べると、有害物質が体内に溶け出し、脂肪や肝臓にたまっていくのです。


「周りの海水中から、今使っている汚染物質も、昔に出た汚染物質もどんどん吸着して、
濃縮して、運び屋として生物の体の中に運び入れることが懸念されています。」

さらに、高田教授が懸念していることは、より小さな生物までマイクロプラスチックを体内に取り込むことです。
東京湾のイワシを調べると、64匹中49匹から平均3個のマイクロプラスチックが見つかりました。
小魚がマイクロプラスチックを取り込むと、それを食べる魚に有害物質が蓄積されます。
食物連鎖の中で、有害物質が濃縮されていくと考えられているのです。