CD全盛期(1990年代~2000年代初頭)、レコード会社はアルバムの曲数(10~15曲)や再生時間を増やすため、ヒット曲を引き立てる「捨て曲」(クオリティ低めの曲)を意図的に収録するよう指示することがあった。これは、CDの容量活用、制作スケジュールの制約、商業的戦略(シングル曲を目立たせる)が背景。J-POPや洋楽で特に顕著で、アーティストは抵抗する場合もあったが、業界の慣行として受け入れられることも。ストリーミング時代で捨て曲の概念は薄れつつあるが。