おまけの三題噺

「DTM、旧大蔵省、レトルトカレー」の三つをテーマに小説を書いてください

大学生の菜穂は、DTMに夢中で、毎日コンピューターに向かって音楽を作っていた。ある日、彼女の父親が亡くなり、家族は遺品整理をすることに。その中で、旧大蔵省の楽器調査室で働いていた父親の遺品が見つかり、菜穂はそこに古いレトルトカレー缶を発見した。父親と共にDTMを始めた思い出がよみがえり、菜穂は父親と作った曲を再生してみると、不思議なことに、レトルトカレーの味が聴こえるように感じた。

それ以来、菜穂は毎日父親と作った曲を再生しながら、レトルトカレーを食べるようになった。ある日、DTMのコンテストが開催されることを知り、菜穂は父親と作った曲で応募することにした。しかし、DTMの世界は厳しい競争があり、彼女はなかなか良い成績を残せなかった。

そんなある日、菜穂は偶然、DTMの講師としてレコード会社の社員である、かつて父親と一緒に働いていた人物と出会う。その人物は、かつて旧大蔵省の楽器調査室で働いていた父親と共に、DTMの開発に携わっていた人物だった。彼から、父親が作った曲が現在のDTM界に大きな影響を与えたことを聞かされ、菜穂はDTMの原点に戻り、自分自身が心から作った曲を再び世に送り出す決意をする。

そして、コンテスト当日、菜穂は父親との思い出を胸に、自分が感じたレトルトカレーの味を音楽に乗せて演奏した。会場には、奇跡的にレトルトカレーの匂いが漂い、観客たちはその匂いに包まれながら、彼女の演奏に心を打たれた。結果は、菜穂がグランプリを獲得するという快挙を成し遂げた。