ビルが建てば満足というのは単なるビルオタの価値観。
都市開発で大事なのは「点」の開発ではなく「面」の開発。
ビルを建てても、それぞれのビルが孤立していては街の魅力を上げることはできない。うめきた2期開発のように、ビルだけじゃなく個々の施設を連結させる面の視点を重視した街づくりをすることが魅力ある街を作ることに繋がる。

【梅田と新宿や渋谷の街を比較すると構造が全く違った】
新宿や渋谷もビル開発が多いが、新宿・渋谷の場合は、上にばかり開発をしている印象を受けます。横に繋がりを持たせた面的街づくりがほとんど成されていない。そのため、個々のビルや施設が独立してしまい回遊性が悪い街づくりになってしまっている。なので移動していても楽しくないのです。

一方梅田は、ペデストリアンデッキ(歩道橋)を多用し、各ビルや施設を連結させた街づくりになっている。そのため、梅田の回遊性は非常に良い。ストレスのないスムーズな移動ができます。

あと、梅田は地下街が日本一発展している街です。それぞれのビルや施設が地下でも連結されていて、地上だけではなく地下での回遊性も高められています。

ビル群に囲まれた都会的な街並みをペデストリアンデッキという少し高いところから眺め歩く楽しさや、巨大地下街を探索しながら移動する楽しさは、新宿や渋谷では味わえない梅田独特の雰囲気とワクワク感を生み出しています。