横浜市 上瀬谷「花博」での新交通断念
山下ふ頭再開発30年頃供用へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/73f00e86a6bfb2c78fc495d44a6168585fa6baf3

横浜市の山中市長は上瀬谷の新交通システムについて、国際園芸博覧会までの開業を断念する考えを示しました。
一方、山下ふ頭の再開発については、新たに2030年頃の供用を目指すとしました。
横浜市は瀬谷区と旭区にまたがる旧アメリカ軍・上瀬谷通信施設の跡地で、2027年に開催される国際園芸博覧会=通称・花博までに、相鉄線・瀬谷駅とを結ぶ新交通システムの開業を目指してきました。
しかし、運行事業者になるよう市が依頼した第3セクターの横浜シーサイドラインが参入を断り、スケジュールの見直しが必要となりました。
10日の市議会の本会議で山中市長は、新交通システムの将来的な整備計画は続けるものの、花博に間に合う時期での開業は断念する考えを示しました。
山中市長 「年内の事業者の決定や速やかな特許申請は困難なため、博覧会開催時の新交通システムの活用は難しくなったと考えています」
代わりとなる来場者の交通手段は、周辺駅からのシャトルバスを中心とし道路の拡幅を行うほか、
「定時性や速達性を確保できるバスの輸送システムをあわせて検討する」としました。
一方で、IRの誘致を中止した中区の山下ふ頭の再開発については、2030年頃に供用を開始できるよう事業内容の検討を始める考えです。
横浜市長 「2030年頃を目標に夢、希望、楽しさのある新たな街を供用できるようしっかりと取り組んでまいります。
私、自ら地域に出向き、意見交換を行うなど率先して再開発を推進していきます」
tvkニュース(テレビ神奈川)